今年度2回目となる南海地震等災害対策調査特別委員会に委員として出席し、以下の内容(観点)について質疑を行いました
今後の個人質問において取り上げ、掘り下げるとともに、真に実効性のあるものとなるよう努力してまいります!!
<高知市強靭化計画(第3期計画)について>
○第2期行動計画の方針を継続しつつ、国計画でも示された「関連死防止」や「自然災害と感染症の同時発生」、「事前復興」等の新たな観点、令和6年能登半島地震を教訓とした「受援体制の強化」や「孤立集落対策」等の防災対策の強化・見直しの視点を加えて、今回第3期計画(令和7~11年度までの5年間)を策定するものです。
高知市強靭化計画
https://www.city.kochi.kochi.jp/…/135/kokudokyoujinka.html
<質疑内容>
・目標を達成できているものは、第3期計画においても基本的に継続対応で良いと考えるが、「未達」もしくは「おおむね達成」しているものについては、今回の見直しのタイミングで計画の見直しを行う必要があると考える。
・また、ハード整備に係るAPについては当然財源根拠や長寿命化計画に基づくものではなくてはならない。R7新規取組みとして、学校施設耐震化:耐震補強工事の実施10件(学校環境整備課所管)が追加されているが、同じ学校環境整備が所管する避難所環境の整備に向けたトイレの洋式化はR5実績では「未達」となっているため、本当に計画的なAPになっているのか懐疑的にならざるを得ない。現状問題はないのか。
・とりまとめを行う防災政策課として各課と十分に調整を行い、第2期の積み残し、第3期の新規項目も含めた優先順位付けが必要であると考える。
<高知市事前復興まちづくり計画・復興基本方針について>
○阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災地では、広範囲にわたり被害が発生し、
職員自身の被災や応急復旧、被災者支援に追われたことにより復興計画の早期策定が困難となりました。将来、発生が予想される南海トラフ地震においても、同等もしくはそれ以上の被害が見込まれることから、過去の地震・津波災害を踏まえ、被災後に復興まちづくり方針・計画を早期に策定し,適切な基盤整備の規模で被災地を復興し,より良い復興(ビルド・バック・ベター)の実現を目的とするものです。
高知市事前復興まちづくり計画・復興基本方針
https://www.city.kochi.kochi.jp/…/hukkoukihonhoushin.html
<質疑内容>
・復興基本方針の策定にあたり、昨年実施したパブリックコメント(市民意見提出制度)においてどういった意見が出され、復興基本方針へどのように反映されたのか。
・来年度のからの地元ワークショップ開催にあたってのワークショップのメンバーをどのように考えているのか。合わせて、以前からの議論で非常に重要と位置付けてきた、これからの高知市を担う子どもたちからの意見・想いをどのような形で吸い上げていくのか。
・ワークショップのメンバー以外の市民の皆さまからの意見は、防災政策課HPにプラットフォームを掲載して吸い上げるということだが、パブリックコメントと同じでそういった意見を言える仕組みがあることを知らなければ意味がないものになってしまう。どのような広報計画で周知していくのか。
・事前復興にあたっての地籍調査の重要性はご案内のとおり。本気で事前復興をやるなら地籍調査の進捗は欠かせない(本市の進捗率は約5割)。今度どのような計画でスピード感を持って対応していくのか。
・ワークショップ等において、本市の被災状況を見える化するツールとして、本市都市計画課においても今後取組みを進める「PLATEAU(プラトー)3D都市モデル」を活用していただきたい。
「PLATEAU(プラトー)3D都市モデル/国土交通省」
https://www.mlit.go.jp/plateau
【協議事項】
<議会BCPの見直しについて>
・昨年8月の南海地震等災害対策調査特別委員会以降、約半年間の間に議会事務局と協議を重ね、従前の分かりづらい、さらには実際に運用規定が曖昧であった内容を大きく見直し、情報連絡体制や情報連絡手段、市災害対策本部との連携も含めて分かりやすさ、使いやすさを重視した議会BCPとすることについて議会事務局から説明いただき、見直し内容について承認されました。
高知市議会業務継続計画(議会BCP)
https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/97/gikaibcp.html






コメント