会派若手議員有志で、お隣いの町へ「波川地区かわまちづくり事業」と「いの町里山再生支援事業」について行政視察へお伺いしてきました
以下の点について気付きや学びがあり大変勉強になりました!視察というと県外へ行くイメージがありますが、県内市町村の取組みも大変興味深く、勉強になります
特にかわまちづくりについては、昨年の議会質問でも取り上げた内容であり、将来的には本市鏡川流域で展開してきたいという思いがありますので、勉強を重ね実現に向けて具体的に動いてまいります!
https://www.mlit.go.jp/…/kankyo/main/kankyou/machizukuri
いの町里山再生支援事業とは?
http://www2.town.ino.kochi.jp/…/rei…/r037RG00001396.html
【波川地区かわまちづくり事業】
・地元の声(駐車場不足、公園利用の促進等)から本事業はスタート
・キーワードは「パブリックマインド」
・ハード整備の役割分担は国:治水、町:河川利用
・ハード整備にあたっては、都市構造再編集中支援事業を活用
・事業費ベースで申請段階時点において約1億円(町負担は約50%)
・実際に事業を動かす、かわまちづくり推進協議会が非常に重要
・一部地元から反発(ゴミ・騒音問題等)もあったが、説明を尽くし理解を得た
・ハード整備特に盛土に関する部分は国と上手く調整すれば事業費の圧縮が可能(工事車両回転場として整備してもらい、最終的に公衆トイレ用地として利用)
・立地適正化計画に基づき、官民連携まちなか再生事業に取組んでおり、事業内のワークショップにおいて出た河川流域(羽根地区)の課題について、かわまちづくり事業を活用して解決しようという新たな動きも出ている
・流域治水対策(堤防の強靭化等)も同時並行で対応している
・河川空間を使って商売やイベントを行うプレイヤーを増やすことが大切
・いの町は路面電車(とさでん交通)の終着駅であり高知市との連携が不可欠
・日高村江尻地区においても、かわまちづくりの取組みが進められている
【いの町里山再生支援事業】
・里山林の有する水源涵養機能や生物多様性保全機能等の高度発揮に資するため、荒廃した竹林の再生等の取組みを支援する事業として、令和元年度から補助率100%でスタート
・年間事業費は約3,000万円
・現在の事業箇所としては30箇所が並行して進んでいる
・全ての荒廃竹林の撤去は不可能と考える、少しでも減ればという思いで取り組んでいる
・土地所有者等の探索については、いの町が全面的に協力している
・地籍調査が行われていない場合は所有者と境界が分からないため、事業着手までに時間がかかる
・補助率100%であるがゆえに、自主性がなくなるという課題もある
・加えて、町が全てやってくれているという間違えたイメージを持たれる方も
・事業体(森林組合等)も作業隊の人材不足もおらず対応が厳しい、近年は建設業も参入している
・伐採した竹は多額の費用がかかるため、搬出せずに5~6年かけて土に還している
・土壌改良剤などの竹の二次利用について積極的に取り組んでいく必要がある(竹はバイオマスには不適)
・コウヨウザンの試験植樹を2~3年前から実施している
・高知市で同事業を行うのであれば期間を設定し、モデル地区の設定を推奨する
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