R7.2.25㈫_旧国民宿舎桂浜荘P-PFI事業

 コロナ禍であった約3年半前の2021年10月から休館している「国民宿舎桂浜荘」についてP-PFI制度の導入により、設置等予定者が「㈱ピアサーティー(岡山県倉敷市本社)」に決定しました!
 施設の全面改装により「桂浜別邸 龍馬荘(23室、全客室露天風呂付)」として、2027年4月までにオープン予定とのことです🏨
 私もこれまで財政状況の課題意識等を含め、令和5年9月定例会でも一般質問を行ってきました。まずは、実施主体が決まったとのことで一安心ですが、これからの運営、周辺施設や本市との連携について注視していきたいと思います!

<令和5年9月定例会_観光振興部長答弁>

 現在休館中の桂浜荘は,平成7年のリニューアル以降,築28年と時間が経過しており,施設の老朽化や宿泊施設として利用する場合でも,旅行形態が団体から個人へと変化する中,客室が和室中心のレイアウトとなっていることなどから,運営の再開に当たっては,多額の改修費用が想定されるなど,課題がございます。

 桂浜荘の収支を経理する国民宿舎運営事業特別会計では,平成7年のリニューアル費用の財源として発行した起債の償還等に伴い累積赤字が膨らみ,地方公共団体の財政の健全化に関する法律による資金不足比率が,経営健全化基準の20%を大きく上回ったため,22年に策定した経営健全化計画に基づき,起債元金相当額19億円を,一般会計から繰り入れることとするなど,経営健全化に向けて取り組んできましたが,令和4年度決算においても,依然として約2億1,000万円の累積赤字を抱えております。

 今後の運営再開に向けては,建築資材も高騰する中で,施設の長寿命化や老朽化に伴う改修費用が多額に上ることも想定されますが,先ほど申しました本市の財政状況を踏まえますと,平成7年のリニューアル時と同様に,多額の改修費用の財源を一般会計に求めることは適切でないと考えます。

 本年1月から12月までの1年間を,業務期間として調査を実施している国民宿舎利活用検討委託業務では,これらの課題を踏まえ,民間事業者との連携による最適な施設の利活用方法を検討することを目的として,改修費用を把握するための施設の劣化度調査や,民間事業者が事業に参入する上での課題や条件等についてサウンディング型市場調査等を実施することとしております。

 現在,宿泊事業者をはじめ幅広い業種の事業者から,宿泊業の継続を軸に民間事業者との連携を通じた改修コストの縮減について,幅広い視点での御意見をお伺いしながら検討を進めているところであり,今後,調査結果等を踏まえ,まずは庁内で検討した上で,今後の在り方に関する一定の方向性について,来年3月定例会での所管委員会におきまして御報告したいと考えております。

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