CLTの更なる普及に向けて

 母校高知高専の大先輩である株式会社響建設の丁野敏明社長にお誘いいただき、CLT工法を活用した集合住宅の構造見学会へ参加してきました!

 CLTとはCross Laminated Timber(JASでは直交集成板)の略称で、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料のことを言います。

 本県においても、一次産業振興(県産材(主に杉・檜)の活用)を目的として普及が進んでおり、現在県内に40箇所以上の建築物があります。

 CLTは、①施工性が良い(軽く組立式)、②断熱性が高い、③吸放湿性が高い、④環境負荷が小さいと、快適な住環境を構築できるとともに、まさに今の時代にあったサスティナブルな建材です。

 しかしながら、コストの課題がありなかなか普及が進みません。在来工法と比べると、2倍近いコストとなるとのことで、中小規模の建築は増えていますが、戸建住宅への普及はもう少し時間がかかりそうとのことでした。

 公共事業へのCLTの普及が進めば、一気に利用が進むのではないか?とのご意見もいただきましたので、しっかりと今後研究していきたいと思います。

 貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!!

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