―臨時総会・本会議での決定と今後の対応―
■今回の件に対する認識とお詫び
高知市議会観光振興議員連盟は高知市議会議員で構成する任意団体であり、平成11年度から、高知市より観光振興を目的として年間約70万円の補助金交付を受けてきました。
高知市の補助金等交付基準では、交際費、飲食費、懇親会費等を原則として補助対象外とする一方、「地域奉仕・地域貢献活動等」に必要な経費については例外として認める規定があります。高知市はこれまで、観光関係団体との交流会や懇親会等への参加を、この例外規定に該当するものとして補助対象に認めてきました。現時点で、こうした支出に法令上の違法性があると断定するものではありません。
しかし、「違法ではない」「例外規定に該当する」「従来から続いてきた」という理由だけで、議員の懇親会等に公費を充て続けることが、市民感覚や現在の社会情勢に照らして適切であったのか。私は、適切ではなかったと考えています。
私が市議会議員に初当選した際、「なぜ観光議連に公金である高知市の補助金が投入されているのか」という違和感はありました。全議員が加入する従来の運用の中で、私自身も、その仕組みや支出内容について十分な確認や問題提起を行わないまま、慣例を受け入れてきました。当初抱いた違和感をそのままにせず、より深く確認し、問題提起すべきでした。議連の一員、そして監事として、私自身の確認と行動が不十分であったことを反省しています。
市民の皆さまに疑念や不信を抱かせ、議会への信頼を損ねる事態となったことについて、心よりお詫び申し上げます。
■9/11㈮臨時総会で決定した内容
本日行われた臨時総会では、次の内容について全員の賛同が得られました。
①受領済み補助金35万円の全額返還
・令和8年度上半期分として、既に高知市から受領している補助金35万円を全額返還します。
②下半期分35万円の受給取り止め
・令和8年度下半期分の補助金35万円については、概算払いの請求を行わず、受け取りません。
③令和9年度以降の補助金受給の取り止め
・令和9年度以降、高知市からの観光振興議員連盟活動に対する補助金は受け取りません。
④議員会費の増額
・議員連盟規約を改正し、令和8年10月から、議員一人当たりの月額会費を500円から1,000円に引き上げます。
⑤事業計画及び予算の見直し
・観光びらきパーティー券購入費を全額削減するほか、観光イベントへの参加人数、北見市への訪問旅費、京都高知県人会総会に係る懇親会費・旅費、調査研究費などを見直します。
令和8年度のこれまでの支出額は合計27万8,800円です。収入合計63万8,300円に対して、支出合計が27万8,800円、収支差額は35万9,500円となることから、既に受領している市補助金35万円を全額返還することとなりました。
■議員報酬の減額について
本日の本会議では、市議第17号「高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案」が議員提出議案として提出され、全会一致で可決されました。
これにより、高知市議会議員全員の月額報酬を、令和8年10月から12月までの3ヶ月間、10%減額します。
また、市長については20%、副市長2人については15%、同じく3ヶ月間給料を減額する条例議案も全会一致で可決されました。
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報酬等の減額や補助金の返還だけで、市民の皆さまへの責任を果たしたことにはなりません。最も重要なのは、なぜ長年にわたって見直されることなく運用が続き、議会・行政双方のチェック機能が十分に働かなかったのかを検証し、同じことを繰り返さない仕組みをつくることです。私も議連の一員、そして監事として、今回の厳しいご指摘を深く胸に刻み、自ら襟を正してまいります。今後も市民の皆さまへの説明責任を果たし、より透明性の高い議会運営と、公費支出の適正化に全力で取り組んでまいります。このたびの件につきまして、市民の皆さまに重ねて深くお詫び申し上げます。
令和8年9月11日㈮
高知市議会議員 藤川 裕介 拝


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