本日、市内にある養護老人ホーム「千松園」、そして併設されている救護施設「浦戸園」を訪問し、施設の皆さまから直接お話を伺う機会をいただきました。
現場で感じたのは、入所されている方々が安心して生活を送れる環境を守るため、職員の皆さんが日々懸命に支えてくださっているということです。同時に、物価高騰や人件費の上昇など、施設運営を取り巻く環境が年々厳しくなっている現状についても率直な声をお聞きしました。
養護老人ホームは、経済的な理由や家庭環境などにより在宅生活が難しい高齢者の方を受け入れる「行政措置施設」であり、高齢者福祉における最後のセーフティーネットとも言える大切な存在です。
しかし、近年は措置費(施設運営のために自治体が支払う費用)と実際の運営コストとの間に大きな乖離が生じ、全国的にも施設経営の課題が指摘されてきました。
私自身もこれまで議会質問の中で、施設の実情を踏まえながらこの課題を取り上げ、措置費の適正化の必要性について問題提起を行ってきました。入所されている方々の生活を守り、現場で働く職員の皆さんが安心して働き続けられる環境を整えることは、自治体としての重要な責任だと考えているからです。
こうした議論や現場の声も踏まえ、今回、令和8年度当初予算において、高知市では養護老人ホームの措置費を約1.4億円増額する予算議案が提出されています。長年の課題であった措置費と実態の乖離を是正し、施設運営の安定化や職員処遇の改善につながる大きな前進だと受け止めています。
今回の増額は、施設にとってだけでなく、そこで暮らす入所者の皆さまの生活を守ることにもつながります。安心して暮らせる環境を維持すること、そして現場で支える職員の皆さんの負担を少しでも軽減することは、地域の福祉を支えるうえで欠かせない取り組みです。
高齢化が進む中、こうした福祉施設の役割は今後さらに重要になります。現場の声をしっかり受け止めながら、引き続き高知市の福祉行政の充実に取り組んでまいります。











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