R7.5.28㈬_高知健康科学大学✕高知市こども未来部との意見交換を開催

 本日、高知健康科学大学の宮口学長をはじめとする先生方と高知市こども未来部(部長、副部長、課長、係長、担当)との意見交換を企画し、発達の課題を抱える子どもたち、特に“グレーゾーン”や“ボーダーライン”と呼ばれる子どもたちへの支援について意見交換を行いました!

✍️議論の背景

  文科省、法務省の資料等に基づき、近年、小学生の暴力行為や不登校が増加傾向にあり、特に小学校4年生ごろから「学習についていけない」ことをきっかけに、問題行動や不登校につながるケースが非常に多い。また、少年院入所者の振り返りでも同様の傾向が見られるという宮口学長の経験に基づくデータを共有いただきました。

👧👦子どもを支えるために

 発達障害の診断がつかない“ボーダーライン”の子どもたちは、支援から漏れやすく、学業や社会適応に課題を抱えやすい。この課題に対し、高知健康科学大学から以下のような提案をいただきました。

<提案事項>

・5歳児健診の機会を活かし、発達障害だけでなくボーダーラインの子どもたちのアセスメント・スクリーニングを実施

・保育所・幼稚園などでの職員研修を通じて早期発見の体制を構築

・チェック後の子どもたちへのリハビリ的支援やフォローアップの充実

・保護者支援(ペアレントトレーニング等)も重視し、負の連鎖への対策

📍国の動向と高知市の姿勢

 国も再犯防止・早期支援の観点から5歳児健診の全国展開を掲げています。高知県、そして、高知市としても「やらない選択肢はない」と捉え、県全体への広がりを見据え前向きに取り組んでいきます。

健診後の“就学前相談”との連携、専門職の配置、支援先(発達支援事業所等)の質の担保など今後の制度設計が課題ですが、市としても、大学などとの協力を得ながら、できる限り早い段階での支援体制の構築を目指します。

📃今後の対応

 高知健康科学大学との連携協定の締結に向けて、調整を進めていきます。地域の大学との連携を通じて、子どもたちのウェルビーイングの実現を目指す取り組みが本格的に動き始めます!

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